2017 / 06
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クリスマス未明、一人の中学生が転落死した。
柏木卓也、14歳。
彼はなぜ死んだのか。

殺人か、自殺か。
謎の死への疑念が広がる中、
“同級生の犯行”を告発する手紙が関係者に届く。

さらに、過剰報道によって学校、保護者の混乱は極まり、
犯人捜しが公然と始まった――。

ひとつの死をきっかけに膨れ上がる人々の悪意。
それに抗し、真実を求める生徒たちを描いた、現代ミステリーの最高峰。
━─━─━─━─━─
昨年の今頃でしたでしょうか?映画化でも話題になっていた本作。
ようやく文庫で一気に読みました。

久しぶりの宮部さんは非常に読みごたえがありました・・・!!

宮部さんの作品は、自分の中では
現代ミステリ→時代物→ファンタジー&超能力もの
の順に面白いと感じていまして
現代ミステリに当たる本作は、とてもとても良かったです。

不登校の同級生が、学校の屋上から墜落死。
自殺と思われたいたけれども、
校内で有名な不良たちによる殺人事件であると届く告発状。
彼は本当に自殺だったのか、それとも殺されたのか。
生徒たちが裁判を行い、自分たちの真実を探す物語。


裁判で検事を務める藤野涼子が主人公となっていますが
さまざまな登場人物の視点で描かれているので
読み手には知らされている真実を、誤解する登場人物たちにやきもきしたり
時に感情移入したり、そんな風に考える頃もあったな、と感じてみたり。。。


自分に立場の近い登場人物について考えてみたとき
高校生のころから宮部みゆきを読んでいる自分としては
自分に一番近い登場人物が、城東三中の生徒たちでなく働いている大人たちになってることに
なんだかショックを受けたりも★
年齢を重ねたのですねぇ。。。


「事件」は
単純にしか見えなかった一少年の転落死が
複雑に絡まりあっていく様子にひかれて、一気に読んでしまい

「決意」は
裁判をすることを決めた中学生たちが、
一生懸命に証人や供述を集める姿にドキドキ!
自分も真相に一緒に迫っているような気分になってきて

「法廷」は
ここまででほとんど明らかになっていそうな事件の全容が
それでも法廷の場で新たな様相を見せたり
それまで出てこなかった人物が新たに証言したりする
リーガルサスペンスの様相に、ページを繰る手が止められず


面白かったです。本当に!!
おすすめです。
映画は・・・ここまで満足感の高い長編を、先に読んでしまうと
どうしてもはしょらざるを得ない映像は、ちょっと見る気をなくしてしまいました。
うむむ・・・どうしようかな・・・

ネタばれ含む感想を下記で。

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確かブックオフで、推薦POPがついていたのが知ったきっかけ。
初めましての作家さんです。

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デパ地下の和菓子店「みつ屋」で働き始めた
梅本杏子(通称アンちゃん)は、ちょっぴり(?)太めの十八歳。

プロフェッショナルだけど個性的すぎる店長や同僚に囲まれる日々の中、
歴史と遊び心に満ちた和菓子の奥深い魅力に目覚めていく。

謎めいたお客さんたちの言動に秘められた意外な真相とは?
読めば思わず和菓子屋さんに走りたくなる、美味しいお仕事ミステリー
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いやもう、上記通り
読めば和菓子が食べたくなります。空腹時注意です。

目的もないまま親に負担をかけて進学するのも何か違う、と
高校卒業後の進路を保留にした主人公、杏子ちゃん。
5月、デパ地下の和菓子屋さんで、アルバイトを決めてきます。

そこから年明けまでの8ヶ月。
春夏秋冬全ての季節が描かれています。

ちょっと気になる注文の仕方をするお客さん。
その裏側に秘められているものが気になる杏子ちゃん。
洞察力鋭く見破る店長さん。
ほか、イケメン乙女の立花さんや、バイト仲間の元ヤン桜井さんといった
個性豊かな面々に囲まれて
杏子ちゃんも、和菓子の知識を身につけたり
日々成長する姿を描いている一冊です。

デパ地下に入居しているテナントの事情、、、
和菓子と言ったお店だけでなく
そういう、一般の人には明るくない分野の姿を垣間見ることができる
そういうストーリーは、読んでいて本当に楽しいですね。

しかも、本作で登場する謎は全て和菓子に登場するモノ!
思わずそのお菓子を食べたくなるのですよ。
地元の阪急梅田店のデパ地下を想像しながら読み進めていました。。。

まだバレンタイン商戦や、お花見の季節が描かれていないので
すでに書かれているという続編には、そういう描写を期待したく
はやく上梓されるといいなぁと願っております。

初めましての作家さん。
他の作品と本作に、リンクがあることも解説で知ったので
機会があれば、別作品も読んでみたいです。

「硝子のハンマー」「狐火の家」
そして「鍵のかかった部屋」と、
防犯探偵榎本シリーズを3作一気に読みました。

本作が原作のドラマ、大野くん目当てで見ていました。
毎週毎週面白かったです♪
ドラマでは、最終回ののラストシーンで明らかになった榎本の秘密を知らなかったので
最後まで楽しんで見て、そして驚いた記憶があります。

とはいえ、放送からもずいぶん経ち
トリックなど、記憶の彼方なので、
ようやくこのたび原作挑戦の次第です。




1作目の「硝子のハンマー」、こちらは1冊まるまる長編。
「狐火の家」「鍵のかかった部屋」は
4編ずつ収録の短編集です。

3冊まとめて読んでみて
やはり1冊目が一番読み応えがあったな、と。
ボリュームも1番ですしね。

ヒロインの青砥弁護士の天然ぶりも、1作目ではなりをまだ潜めていますし
怪しい人物が満載で、誰が犯人かは明かされるまで分からず
とても楽しめた一冊。

難を言えば、構成でしょうか。。。
前半で、色々な検証を重ね、榎本が犯人に気づいた後は
一転、犯人がなぜこうした犯罪に至ったか、そしてその詳細が語られます。
なので、最後まで犯人が明かされないままドキドキできる
という構成ではありませんでした。
しかし、犯人は意外な人物ですし、
良作ミステリーに出会えたと思えます。






「狐火の家」「鍵のかかった部屋」は
短編集なので、犯人にほとんど選択肢はありません。
密室の謎解きをさくっと楽しめる2作品です。

1作目に登場する、事件が起こった会社の秘書・松木。
彼女が所属する劇団が舞台となるエピソードがそれぞれ収録されているのですが
これだけは、どうも異色で苦手でした・・・。

事件自体は変ではないのですが
登場する劇団員たちが、奇妙すぎる人物として描かれていて
作者さんは、劇団員になにか思うところがあるの!?と
妙な勘ぐりをしてしまうぐらいに(笑)

しかし、貴志さんは色々なジャンルで良作を生み出していて
本当にすごい作家さんですね!
次に読む貴志さんの作品は、さてどんなジャンルになるかしら?




戦国の頃、三千両の黄金を携えた若武者が、
七人の近習を従えてこの村に落ちのびた。
だが、欲に目の眩んだ村人たちは八人を襲撃、
若武者は「七生までこの村を祟ってみせる」と叫び続けながら、
七人とともに惨殺された。

その後不祥の怪異があい次ぎ、半年後、落人殺害の首謀者、
田治見庄左衛門が家族・村人を切り殺し、
自らの首をはねて死ぬという事件が起こった。

この事件の死者が八人出たことで、村人は恐怖のどん底にたたき込まれた。
村人は落武者の怨念を恐れ、犬猫同然に埋めておいた
八人の死骸をとりだすと、八つの墓をたて、明神として祟めることにした。

以来、この村は“八つ墓村”と呼ばれるようになったという―。
大正×年、田治見庄左衛門の子孫、田治見要蔵が突然発狂、
三十二人の村人を虐殺し、行方不明となる。

それから二十数年、謎の連続殺人事件が再びこの村を襲った…。

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9月のまとめ記事でも触れましたが
この年にして、初めて!
金田一耕介シリーズを読みました。

最初の1冊に選んだのは「八つ墓村」。
有名な作品であるし、
この作品のモチーフとなった事件のあった場所に
2年ほど住んでいたことがある、などという縁で
読んでみました。


26年前に村で起こったとある凶悪な事件。
事件に深くかかわりがあるものの
そのことを知らず、神戸で成長した主人公が
八つ墓村にやってくることから物語は始まります。。。

次々と起こる事件。ひょんなことから明かされる法則性。
中盤以降続く、鍾乳洞の冒険シーン。
さて犯人は?その動機は?
そして、主人公が鍾乳洞を探検し続けた本当の目的はかなうのか?


ド派手な爆発シーンとか、最先端の技術を駆使したシーンとか
そういうものがなくたって、
冒険しているシーンには、胸が熱くなる!
ということを久しぶりに思い出させてくれた、そんな一冊です。

個人的には、小学生のころに夢中で読んだ
江戸川乱歩のシリーズを読んでいる、そんな感覚でした。


想像よりも金田一探偵の出番は少なく、
しばしば顔をのぞかせるぐらいで
最後に真相を披露してはくれるものの、作中で悩んでいるシーンが
あまり見受けられないことに少々違和感。
このシリーズがそういうものなのか、この作品だけこうなのか、は
今後シリーズを読んで確かめたいところです。


犯人は、根拠をもってこの人!と事前に予想できたわけではないけど
怪しいなぁ、と睨んでいた人物でした。
登場人物が多いようで、しかし実際はどんどん姿を消す展開です。
いかにも犯人、ではない人は限られてくるので
犯人当てというのは簡単かも?
しかし、主人公の秘密・・・物語序盤で尼さんが匂わせた例の件は
意外でびっくりするものでした。

冒険あり推理あり、驚き展開ありで
名作というのは、何年たっても楽しいものだと改めて感じた一冊。

今後も金田一シリーズ、楽しみます♪



古書店を舞台にした青の出演映画が公開になり、
相変わらず賑やかな堀田家。
中学3年生になった研人はますます音楽に夢中。
なんと「高校に行かずにイギリスへ渡る」と宣言!
さて堀田家の面々の反応は…?

勇気を持って人生に立ち向かう人々を、
「LOVEだねぇ」の心意気であたたかく包み込む、待望の最新作!
老舗古書店“東京バンドワゴン”に舞い込む謎を、
大家族の堀田家があふれる人情で解決する人気シリーズ、第9弾!

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続きを読みたかった6月。
遅れて手元にやってきた、東京バンドワゴンシリーズの第9巻。
2015年夏現在、10巻まで出ています。

花陽が高1、研人が中2の秋から
翌、年度が替わっての夏までのお話。
4冊に1冊、スピンオフや外伝が入りますし
前の巻で終わった季節(今回だと、7巻の秋)からお話が始まるので
9巻といえども、堀田家としては6年目のお話。

堀田家のアイドル、かんなちゃん&鈴花ちゃんが
各話冒頭で、かわいさを爆発させています!
ただでさえ毎回楽しみな朝食のシーンが、ますます素敵になりました。

そんな変化も楽しみつつ
それでも基本的に堀田家の皆様は変わり有りません。
自分たちに関わってくる周りの人たちが、万事うまくいくように
なにか問題ごとが迷い込んでも、うまく解決してしまいます。

基本的にはこうして、嫌なことが起こらない小説なので
不穏な空気がただよっても(たとえば最終話)
なんだか安心して読めるシリーズです。
でも、そろそろ悲しい別れが迫ってることが示唆されていたりもして
少し切なくもなりました。

切ない・・・といえば第3話も。
勘一が盲腸で入院!大事には至りませんでしたが
年も年なのでヒヤヒヤしてしまいます。
また、このエピソードでのメインとなってくる薫子さん。
古銭にこめた彼女の真意が明らかになったときは、やはり切なかったです。

みやこの

Author:みやこの
favorite * 読書 〒

【2015年9月7日更新】
細々と更新中。

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