2017 / 10
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今年に入ってきて読んできたミレニアムシリーズ。
とうとう3部作の下巻を読み終えてしまいました。

━─━─━─━─━─
宿敵ザラチェンコと対決したリスベットは、相手に重傷を負わせたものの、
自らも傷つき、瀕死の状態に陥ってしまった。
現場に駆けつけたミカエルの手配で、
リスベットとザラチェンコは病院に送られ、一命を取りとめる。
だが、彼女の拉致を図っていた金髪の巨人ニーダマンは逃走してしまう。

この事件は、公安警察の特別分析班の元班長グルベリに衝撃を与えた。
特別分析班は、政府でも知る人の少ない秘密の組織で、
ソ連のスパイだったザラチェンコの亡命を極秘裡に受け入れ、彼を匿ってきた。
今回の事件がきっかけでそれが明るみに出れば、
特別分析班は糾弾されることになるからだ。

グルベリは班のメンバーを集め、秘密を守るための計画を立案する。
その中には、リスベットの口を封じる卑劣な方策も含まれていた…三部作の最終篇。
━─━─━─━─━─
以上、上巻のあらすじより。


3部作通じて、登場人物が変わるわけではないのに
彼らが面する事件の様相が毎回違って、それでもって毎回面白い!

1作目の「ドラゴンタトゥーの女」は、3巻下巻の解説池上氏の言葉を借りると、本格ミステリ。
2作目の「火と戯れる女」は、警察小説やノワール
そして今作はスパイ小説とリーガル・スリラー!

正直、上巻はスパイ小説の色が強く
しかも、似た名前の新しい登場人物がどんどん出てくるので
カタカナ苦手の私には、少し読むのが辛い面もありました。

いやはやそれでも
登場人物たちに次々に襲いかかる困難、それにどう対応していくかが
全く目が離せませんで
読むペースが一気に加速したのは、リスベットにPDAが渡ってから!
コンピューターを手にした瞬間水を得た魚のように、
暗躍を始めるリスベットが本当にかっこいい!!
そのために裏で色々工夫していたミカエルの知恵にもびっくりです♪

一番読んでいて楽しかったのは、下巻の裁判シーン。
あのDVDが、こんなところで生きるとは・・・
DVDの存在を知っている読者としては安心して成り行きを見守ることができましたが
裁判シーンにいくまでも、様々な妨害があって手に汗握ります。


本作の舞台、スウェーデンの事情というものを見聞きする機会は少ないのですが
やはり、女性がしんどい思いをしている社会は、どこの国も変わらないですよね。
3作目では、リスベット、エリカ、スサンヌ、アニカ、モニカと
いろいろな女性がその人ならではの活躍を見せてくれて
読んでいてすごく勇気ももらえる作品でした。

これ以降の続き、本当に読んでみたかったです。。。

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とても久しぶりに外人作家さんの本を読みました。
昔、流行った頃に「ダヴィンチコード」を読んだことがあります、
ダン・ブラウンさんです。単行本で読みました。

━─━─━─━─━─
史上最大の諜報機関にして暗号学の最高峰、
米国家安全保障局のスーパーコンピュータ「トランスレータ」が狙われる。

対テロ対策として開発され、
一般市民の通信をも監視可能なこの存在は
決して公に出来ない国家機密だった。

が、この状況に憤った元局員が、
自ら開発した解読不可能な暗号ソフトを楯に
「トランスレータ」の公表を迫る。

個人のプライバシーか、国家の安全保障か。
情報化時代のテロをスリリングに描いたスリラー。

(上巻あらすじより)
━─━─━─━─━─

この記事を書いている今だと
エシュロンというアメリカのシステムの存在が指摘されていますね。
実在するかどうか分かりませんが・・・。

テロを防ぐために、世界中の通信を傍受するシステム
それがテロの標的として狙われるというお話です。
本作は、著者のデビュー作。
エシュロンの存在が指摘される前に、この作品を著したことに
素晴らしい先見の明を感じますね。


本来なら、どんな複雑な暗号をされたものでも
数分で解読してしまうスパコンの「トランスレータ」。
これが、なんと15時間以上も、ひとつの暗号を解読し続け
まだ答えを出さないという異常事態・・・

恋人と過ごすはずだった週末に
非常事態だと、上司に呼び出されるスーザン。
原因究明を始めると、本来休日のはずなのに
他の同僚が出勤してきて、妙な動きを見せ始めるし

スーザンの恋人、デイビッドはなぜか
スーザンが取り組むことになった問題の
暗号解読のキーとなるものを探して欲しい、と彼女の上官に頼まれ
スペインへ指輪を探しに行くことになるし・・・

いろいろな場所で、物語が進行してきます。
それを細かい章立てで、緊張感をあふれさせながら物語は進みます。



読んでみての感想。

個人的には、細かすぎる章立てというのは苦手です。
10ページにも満たない細かい章立てが続くと
小説を読んでいる気がしなくなってくるのが、好みじゃなくて・・・

本作は、この章立てが本当に細かいです。
上巻こそそうでもないけれど、物語がめまぐるしく動く下巻では
この傾向は顕著。1Pだけの章もあって・・・むむむ

スリリングな展開を演出しているのは納得しつつ
好み、ではなかったのは事実。
とはいえ、物語の引力にすっかり引き込まれ
ぶつくさいいながら、あっという間に読了してしまったのも事実★

どうなるの!?と思わせる展開がとても巧かったです。
入り組みすぎて、下巻の序盤では「??」ともなってきましたが・・・

異国にて、暗号解読のキーとなる指輪を探すデイビッドは
本人の知らないところでずっと、別で指輪を狙う人物に狙われていますし
一方のスーザンも、誰を信じて良いのか分からない状態だし・・・

デビュー作とは思えない面白いストーリーでした。
カタカナ嫌いの自分には、登場人物がそこまで多くないのも助かりました(笑)
奇妙な日本人名には、当初首をかしげましたが
一人はそこそこ納得、しかしもう一人の名前はやはり違和感・・・

外国の方の日本人名の印象って、いったいどんなんなの?と
どうでもいい疑問も少し残る作品ではありましたが
「ダヴィンチコード」以外読んでいない、ラングドンシリーズなど
これを機に、また手を伸ばしてみようかと思いつつ。。。


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現在、反町隆史さん主演で放送されている
ドラマの原作本です。
これも、会社の人に借りた一冊。
ドラマ、私は全く見ていないので
一切の先入観なしで読めました。

━─━─━─━─━─
白血病で入退院を繰り返す九歳の少年ダウム。
父のホヨンは数年前、妻に去られ、
再発をくり返すダウムを献身的に看病してきた。

医師には骨髄移植以外に助かる道はないと宣告されるが、
ドナーは見つからず、さらに莫大な治療費がホヨンを追い詰めていく。

治療をあきらめかけた矢先、奇跡的にドナーが見つかるが、
ホヨンの前に再婚した妻が現れ、ダウムを引き取りたいと言い出す。
拒絶するホヨンは、手術費用をつくるためにある決心をするが、
その彼に思わぬ悲劇が訪れるのだった。

韓国で二百万部のベストセラーを記録、
フジテレビ系で放送される同名ドラマ原作小説。
━─━─━─━─━─

落涙まではしなくとも
ラストシーンは、目頭がじんわりした一冊。

抗がん剤投与の治療を続けるも、回復の兆しはなく
骨髄移植も、国内(韓国)では見つからず・・・

長い間、闘病で頑張った息子を
父親は、彼の願いを叶えるべく退院させ
束の間の旅に出ます。

美しい自然環境に、一時は回復したように思われたダウム。
しかし結局肺炎に倒れ、再び病院に・・・。


この、中盤の
父子二人で、病院以外で過ごすシーンが
二人ともイキイキしていて、すごく良かったです。

反面、その前後は辛い展開が続きます・・・。

ドラマを見てらっしゃる方もいるかと思うので
余り多くは触れませんが・・・
終盤、ホヨンに訪れる悲劇が、辛すぎる。

悲劇そのものよりも、その悲劇が発覚した過程が過程なだけに
なぜこのタイミングで・・・!と
小説と分かっていながらも、その不運さを呪わずにいられませんでした。


なんでやねん・・・!!

もしも私が、ホヨンの立場
自分の一番大切な人を、ただただ救いたい。
だからあと、1年・・・半年でいいから
時期をどうか神様、ずらしてくれませんか?と
思わずにはいられません。


言ってしまえば、ベタな展開なのかもしれませんが
親から子、子から親への愛がたくさん詰まっているので
久々に泣きそうになった小説でした。

みやこの

Author:みやこの
favorite * 読書 〒

【2015年9月7日更新】
細々と更新中。

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