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誰かが足りない誰かが足りない
(2011/10/19)
宮下 奈都

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すごく久しぶりの読書感想文です。
うまく書けるか不安です。
元からそんなにうまくもないのですが。。。

手に取ったきっかけは、本屋大賞ノミネート作品であることです。
今年のノミネート作は、ノミネート作品の発表時点で
読了作品が「偉大なるしゅららぼん」のみ。
毎年のことですが、大賞の発表までに、できる限り読みたい!
と、せっせと図書館通いしています。

ほとんど図書館での入手見込みのなか
「ビブリア古書堂」は、購入して読了済み。これは近日感想を書きたい!
「ジェノサイド」は予約数の多さに、購入しようかと思いつつ・・・

そんなわけで「しゅららぼん」「ビブリア」に続く
3作目のノミネート作品です。

━─━─━─━─━─
予約を取ることも難しい、評判のレストラン『ハライ』。
10月31日午後6時に、たまたま一緒に店にいた客たちの、それぞれの物語。

認知症の症状が出始めた老婦人、
ビデオを撮っていないと部屋の外に出られない青年、
人の失敗の匂いを感じてしまう女性など、
その悩みと前に進もうとする気持ちとを、丹念にすくいとっていく。
━─━─━─━─━─

初めましての作家さん。
6編の連作短編集です。

美味しいと評判のレストラン、ハライ。
この見せに、10月31日の午後6時に予約を入れた人たちの物語です。

読みやすい文章ではありましたが
自分には、もう少しガツンとしたものが欲しかった印象です。


ハライ、は色々なものを抱えた中から前へ進もうとする
各話の主人公達の、再びの始まりの象徴的な場所として描かれている
と、とらえながら読んでいました。

ずっと読み進めていくと、はてさてこのハライは一体どんな店か?
私はすごく気になりました。
最後まで、象徴として描かれ、
レストランの描写は、プロローグとエピローグのみ!

憎らしい表現です(もちろん良い意味で)。


最後は、ハライの描写があるのでは?と期待していたのですが
6編とも、ハライに予約を入れる、というシーンで終わります。
なかなかエピローグは良かったのですが
もう少し変化球も欲しかったなぁという印象が残りました。

自分の期待通りにならなかったから残念というのではないのですが
連作短編には、やはり変化球がどこかで欲しい、という
欲張り読者のたわごとです。


しかし、10月の出版にもかかわらず、
この短期間でノミネートはすごいですね!

個人的には、新しい作家さんに出会え
機会があったらまた別作品にも触れたいと思えた一冊でした。

でも、現状大賞はあげられないです。
今のところ、私が書店員なら薦めたいのは別作品なのです。

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みやこの

Author:みやこの
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【2015年9月7日更新】
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