2017 / 10
≪ 2017 / 09 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 - - - - 2017 / 11 ≫

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


Railway StoriesRailway Stories
(2010/03/20)
大崎 善生

商品詳細を見る


大崎さんの短編集を読みました。

━─━─━─━─━─
終着駅は記憶の中――
車窓の向こうに揺れる
切ない記憶の物語。


切ない青春時代の恋、家族の原風景、父の死、
様々なテーマで描かれた十篇の珠玉短編集。
━─━─━─━─━─
各話のタイトルを、眺めるだけで切なくなります。

「失われた夢」「橋または島々の喪失」「不完全な円」
「もしその歌がたとえようもなく悲しいのなら」
「フランスの自由に、どのくらい僕らは追いつけたのか?」
「虚無の紐」「さようなら、僕のスウィニー」
「確かな海と不確かな空」(順不同)

・・・よくもまぁこんな寂しいタイトルばかりと、改めて思います。
タイトルだけ見て、さびしくないのは
「キャラメルの箱」「夏の雫」ぐらいで

でも各話、どこか寂しいお話たち。

結局真相がよく分からないながらも
一番好きだったのは「さようなら、僕のスウィニー」でした。
自分が麻里の立場なら、もちろん許せないとは思いますが
スウィニーとジュンの二人の優しさ、空気がすごく好きでした。



タイトルに「Railway」とついているだけあって
どこかしらにさりげなく、電車のシーンが出てきます。
電車の車中で、昔のことを思い出す・・・というパターンが多かったです。
どこか旅先のお供・・・というよりは
大人が、静かな午後に読むのが似合いそうな一冊です。



最後にちょっと辛口・・・

大崎さんの文章は、特別な言葉遣いなわけではないですが
そこに流れる雰囲気が独特で
透明感があるとでも言いましょうか・・・・
とにかく自分は大好きで、色々作品も読んできました。

が、いい加減そろそろ
1972年の札幌オリンピックを思い出すことや、将棋の話、
ご自身がファンであられるのであろうアーティストの音楽を
作中に出してくるのは、飽きてきました。。。

「またか~」と思っちゃうのですよね。
たくさん読んでいるだけに、嫌いじゃないだけに・・・

得意分野で勝負師続けるというのもアリなのかもしれないですけど
ファンとしては、この綺麗な文章で
新しい世界を書いてみて欲しい、と思うのです。

蛇足ながらも、期待を込めての一言でした。
スポンサーサイト

この記事へコメントする















みやこの

Author:みやこの
favorite * 読書 〒

【2015年9月7日更新】
細々と更新中。

何かございましたら
下記メールフォームよりご連絡ください。



上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。