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あの頃の誰か (光文社文庫 ひ 6-12)あの頃の誰か (光文社文庫 ひ 6-12)
(2011/01/12)
東野 圭吾

商品詳細を見る


先週、発売になった東野さんの新刊です。
「ダイイングアイ」は単行本で既読なのでパス。
「いきなり文庫」と帯に書いてある、こちらを買ってきました。

━─━─━─━─━─
メッシー、アッシー、ミツグ君、長方形のような携帯電話、
クリスマスイブのホテル争奪戦。
あの頃、誰もが騒がしくも華やかな好景気に踊っていました。

時が経ち、歳を取った今こそ振り返ってみませんか。

東野圭吾が多彩な技巧を駆使して描く、
あなただったかもしれない誰かの物語。


名作『秘密』の原型となった「さよなら『お父さん』」ほか全8篇収録。
━─━─━─━─━─

東野さんによるあとがき(という名の良いわけ、だそうです)が巻末に収録。
こちらを先に読んでみるのもアリです。
そうすることで、各話の背景が把握できます。

今作に収録されているのは、
89~95年に書かれて、今まで「わけあり」で収録されていなかった短編です。
印象的なお話をいくつかご紹介。


*シャレードがいっぱい*

最初に収録されているこのお話。
事件自体は決して時代性を感じるものではないのですが
その事件を巡っての、登場人物たちの行動が
「うわぁ・・・バブル時代・・・」と思わせる空気で満載!
バブル時代には、既に生まれてはいるものの
その好景気の恩恵にあずかったわけではない自分としては
やはり、時代を感じました、笑

事件はまぁまぁ面白いです。
「A」の謎については、なるほど!という感じでした。


*さよなら「お父さん」*

「秘密」の原型となった作品。
前クールにドラマ化した影響で、再読したばかりだったので
比較しやすく、面白かったです。

まさに原型というこの作品。
わずか24ページの作品が
あのように生まれ変わるのか・・・とびっくりです。

こうして、物語の骨子があって
あのエピソードを付け足して
心情描写を細かく書いて、
そうして「秘密」は生まれたのか、と
物語ができた過程が想像しやすくて、楽しかったです。

ゆえに骨子は変わらないですが、読み比べするのが一興です。


*二十年目の約束*

その後、色々な作品に派生したのかな、と
こちらも思える一冊でした。
被害者の家族、加害者の自責、許すことと許されること。
東野さん自身、「気に入らない」と言及しているし
ゆえに、色々な作品に形を変えたのじゃないかな、と思える作品。

嫌いじゃないけど、確かにもう少しなにかが足りない話でした。




後半に収録されている本当に短いお話達は
○笑シリーズを彷彿とさせるような
ちょっぴりブラックジョークが効いたお話です。


ファンの方ならぜひどうぞ。
でも、東野さんの短編を読みたいのなら
もっといい作品はあるので、まずはそちらから・・・
といえるような位置づけという印象です。
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【No title】
手軽な価格でさらりと楽しむ娯楽作品集ですね。
するりと読ませられてしまう文体はさすがで楽しませてもらいました。
トラックバックさせていただきました。
【Re: No title】
>藍色さま

更新が途絶え気味になってしまっているにもかかわらず
訪問&TB、いつもありがとうございます。
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メッシー、アッシー、ミツグ君、長方形の箱のような携帯電話、 クリスマスイブのホテル争奪戦。 あの頃、誰もが騒がしくも華やかな好景気に躍っていました。 時が経ち、歳を取った今こそ振り返ってみません... ...

みやこの

Author:みやこの
favorite * 読書 〒

【2015年9月7日更新】
細々と更新中。

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