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とっても不幸な幸運とっても不幸な幸運
(2005/03)
畠中 恵

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畠中さんのしゃばけではない作品です。
舞台は、現代の新宿の酒場。
個性豊かな面々が引き起こす騒動の数々です。

━─━─━─━─━─
ちょっとひねくれているけれど、
料理自慢で世話好きな店長のいる酒場。

クセモノ常連客たちが、今日もアノ「缶」を持ちこんだ…。
缶の中にあるのは「災い」?それとも「幸せ」。
━─━─━─━─━─

一見さんではとても入れないようなお店『酒場』。
お客様は神様です、なんて態度は普段はみじんも見せない
店長の洋介。
彼の義理の娘ののり子が、100円均一ショップで
「とっても不幸な幸運」という缶を買ってきたことから
物語は、始まります。

ものは試しに・・・とその缶を開けてみたのり子。
結局なにも出てこなかったのだけれども
「幸運」を呼んだのか「不幸」を呼んだのか
直後、背後に何かの気配を感じてしまい・・・

目の前にあった電子レンジの扉に写った、自分の後ろの光景。
そこには、亡くなった母親が映っていて・・・!?


というところから第一話「のり子は缶を買う」は始まります。
そこから始まった不思議を、なんとか解決する洋介。

すると、その経緯をおもしろがった客達が
自らも缶を買ってきて、店で開けるようになってしまい・・・

毎回毎回騒動を起こすその缶の存在に
とうとう洋介はうんざりするように。
それでも、そんな洋介をモノともしない陽気な客達が
この『酒場』には集まるようです。


のり子から始まり
缶を開ける客の話が4話。
そして、『酒場』のルーツとなったエピソード、という構成です。


一カ所に集まって、わいわいがやがややっている光景には
どこかしゃばけを想起させるものがありました。
とすると、それぞれのお客さんには、妖ほどの魅力は感じられず・・・
まぁ、しゃばけはもう長いおつきあいですので
比較するのも酷かも知れませんが^^;


面白かったのは「花立は新宿を走る」というお話。
緊張感があって
今までの畠中さんの作品にはない雰囲気のお話だったので
新鮮で面白かったです♪

次点は「敬二郎は恋をする」。
これは『酒場』の昔の話で
若かりし頃の洋介と、先代マスターのお話なのですが
彼らが探す「お宝」がどこにあるのか?
そこに興味津々で、一気に読んでしまいました。


終章のエピソードが、なんかちょっと唐突で
第一話では大活躍だったのり子も、
以降めっきり出番が少なかったのは残念でしたが
新しい畠中さんを見られて、なかなか満足な一冊でした☆☆
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みやこの

Author:みやこの
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【2015年9月7日更新】
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