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トロイメライトロイメライ
(2010/08/18)
池上 永一

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昨年、夢中になったテンペスト。
そのスピンオフとでもいいましょうか、、、
孫寧温が活躍していた舞台、王宮を離れ
庶民の集う那覇を舞台とした、捕物帖です。

━─━─━─━─━─
唄とグルメは那覇の華。
武太を惑わす、6つの難事件。犯人は誰だ!?

19世紀、幕末時代の琉球王朝。
無職の三線弾きだった武太は、新米岡っ引きに任命された。
意気揚々と正義に燃えるが、世の中うまくいかないことばかり。
毎夜どこかで起こる事件と、一喜一憂する庶民の人情に触れながら、
青年はひとつずつ大人への階段を上っていく―。
━─━─━─━─━─

「テンペスト」に縁のある人物もたくさん登場します♪
どちらから読んでも良いとは思いますが
「テンペスト」もこの「トロイメライ」も
どちらかを読んだなら、必ずもう一方の作品も必読☆
オススメです。

主人公は武太(むた)という新米岡っ引き。
熱血過ぎて、周囲を冷静に見られず、
勘違いなまま、無理矢理事件を解決してしまうきらいがありますが
どこか憎めません。

武太を中心に描かれる
当時の琉球の庶民生活は、興味深かったです。

特に強烈な印象を残したのが「イベガマの祈り」。
琉球だけでなく、日本でもこのようなことはあったと思いますが。。。

貧しさ故に、親に売られてしまった子ども3人。
彼らは何とか、身請け先を見つけてもらうのですが
そのうちの一人、虎寿という男子は「糸満売り」になることに――

40P弱の短編なのですが
印象は一番強かったです。
登場人物の気持ちが、痛々しくて・・・


テンペストでは、王宮の世界がクローズアップされていて
あの世界は、どちらかというと華やかなものなのでしたが
一歩、市街に出てみれば、こんな風に
庶民が必死に生きていた、という当たり前の現実。

出身地を舞台にした小説とは言え
すごく丁寧に取材をされたんだろうなぁ。。。
感嘆です。


この作品には、まだ謎が残されているので
続編が出ることを非常に期待しています。

そして、文庫化の際には
ぜひ、この装丁を活かしたデザインを熱望!!

表紙の題字、「ト」「ロ」「イ」「メ」「ラ」「イ」

「メ」から「ラ」の下には、武太
「ロ」には大貫長老
「ロ」から「メ」の上には、をなり宿の三姉妹
長老の下には、恩徳。
「イ」の子ども達は、「イベガマの祈り」の3人?
「イ」の下、紫の帽子が寧温で、その隣は多嘉良??
裏表紙には、黒マンサージや、魔加那。。。

登場人物が総登場しているこの表紙!
素敵すぎます♪
(寧温&多嘉良に関しては推測ですが・・・)
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みやこの

Author:みやこの
favorite * 読書 〒

【2015年9月7日更新】
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