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流しのしたの骨 (新潮文庫)流しのしたの骨 (新潮文庫)
(1999/09)
江國 香織

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何度目かの再読です。
冬になると、この小説を読みたくなるんです。
加えて、何度も読んでいるにもかかわらず
一度も感想文をきちんと書いていないことに気づいたため、再読。


━─━─━─━─━─
いまはなにもしていず、
夜の散歩が習慣の19歳の私こと子、
おっとりとして頑固な長姉そよちゃん、
妙ちきりんで優しい次姉しま子ちゃん、
笑顔が健やかで一番平らかな‘小さな弟’律の四人姉弟と、
詩人で生活に様々なこだわりを持つ母、
規律を重んじる家族想いの父、の六人家族。

ちょっと変だけれど幸福な宮坂家の、
晩秋から春までの出来事を静かに描いた、
不思議で心地よくいとおしい物語。
━─━─━─━─━─

人の家をのぞき見するのは、本当に面白いです。

物語は特に、大きな事件は起きません。
小さな事件は、そこそこ起きますが
小さな事件というのは、別にこの宮坂家だけでなく
どの家でも普通に日々起こりえる物であって
そうそう尾も引かずに、解決してしまうので
特に問題はありません。


こと子の恋人である、深町直人が
江國作品に出てくる男性の中で
私的にかなり上位に入ります。

きちんと防寒をしている人。
スキーに誘われたら、断れない人。
待ち合わせに、間に合うように家を出てくるけれど
トラブルで遅れてしまって、走ってやってくる人。

隙のない誠実さが、すごく好きです。
ちょっとおしゃれなデートスポットを、きちんと知っているし
まったりデートだってできちゃう
いい男です。
こと子ちゃんは、深町直人を手放してはいけないと思っています。


ある家族の日常をきりとった、ただそれだけのお話ですが
随所に江國さんならではの言葉のセンスが感じられますし
お気に入りの一冊です。

この家にいつまでも、ウィリアムがいますように。
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みやこの

Author:みやこの
favorite * 読書 〒

【2015年9月7日更新】
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