2017 / 10
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ツナグツナグ
(2010/10)
辻村 深月

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辻村さんです♪

奥付を見て、愕然としました。
yomyomに掲載していた作品なのですね・・・。

yomyom。
毎号「かわいい!」と思って買っているものの
自分で購入した文芸誌よりは
図書館本を優先して読んでしまうので
いつしか、買っても読まない本棚の肥やしに・・・。

こんな面白い作品が載っていたのを、スルーしてたなんて
恥ずかしい限りです。。。

━─━─━─━─━─
突然死したアイドルに。
癌で逝った母に。
喧嘩したまま亡くなった親友に。
失踪した婚約者に。

死者との再会を望むなんて、生者の傲慢かもしれない。
間違いかもしれない。
でも―喪ったものを取り戻し、生きるために会いにいく。

―4つの再会が繋いだ、ある真実。
新たな一歩を踏み出す連作長編小説。
━─━─━─━─━─

色々心に残る一冊です。

設定は、死者との再会を実現させる使者(ツナグ)に
各話の主人公が会いに行き、望んだ死者と再会するというもの。

・・・折しも、東日本大震災があって、数日経ったときに読んだ1冊です。
準備も出来ないままの永遠の別れが
被災地であったことを思うと・・・
この設定は、なかなか切ないモノでした。


自分が慕っていたアイドル、母親、親友、失踪した婚約者・・・
それぞれに会う、依頼人たちの物語4編と
最後には、使者である人物がどのように使者になったかを、
それまでのお話で明かされていなかったところを補完しながら描く
全5編です。

いい作品です。おすすめできます。
ほとんどの再会は、素敵なモノなのですが
死者との再会は、必ずしも依頼人にとって救われるモノではない
という、残酷な部分もきちんと書いています。
このお話は、本当にえぐかった・・・。

と思えば、電車の中で読んでいて、涙腺崩壊しかけたお話もありますし・・・


最終話の「使者の心得」も、すごく良かったです。

使者である彼がずっと抱えてきた疑問
彼が一体、どちらを選ぶのか?と思いながら読み進め
最後に彼が気づく真実―――。
なるほど!そうつながるのですね・・・!!

辻村さんといえば、名前トリック。
そういう思い込みがあっただけに
意外性もあり、暖かさもあった、使者の真実。
良かったです。


yomyom、もっとちゃんと
せめt、自分が好きな作家さんのところは読もうと思いました。。。
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【No title】
ありがちな設定かもしれませんが、
一編一編に作者らしい温かさや冷たさがあって楽しめました。
トラックバックさせていただきました。
【Re: No title】
>藍色さま

震災直後に読んだことや
友人の喪が明ける前に読んだこともあって
自分の中では2011年で一番印象深かった作品です。
TBありがとうございました。
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第32回(2011年) 吉川英治文学新人賞受賞。 突然死したアイドルに。癌で逝った母に。喧嘩したまま亡くなった親友に。失踪した婚約者に。死者との再会を望むなんて、生者の傲慢かもしれない。間違いか... ...

みやこの

Author:みやこの
favorite * 読書 〒

【2015年9月7日更新】
細々と更新中。

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