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ふがいない僕は空を見たふがいない僕は空を見た
(2010/07)
窪 美澄

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今年度本屋大賞2位受賞作品を読みました。
初めましての作家さんです。

━─━─━─━─━─
これって性欲?
でも、それだけじゃないはず。

高校一年、斉藤卓巳。
ずっと好きだったクラスメートに告白されても、
頭の中はコミケで出会った主婦、あんずのことでいっぱい。

団地で暮らす同級生、助産院をいとなむお母さん…
16歳のやりきれない思いは周りの人たちに波紋を広げ、
彼らの生きかたまでも変えていく。

第8回「女による女のためのR‐18文学賞」大賞受賞、
嫉妬、感傷、愛着、僕らをゆさぶる衝動を
まばゆくさらけだすデビュー作。
━─━─━─━─━─

文庫版の装丁に惹かれ
「女による女のためのR-18文学賞」大賞の宣伝文句に
ちょっとドキドキしながら読んでみたら
お気に入りの一冊になった、作品があります。

宮木あや子さんの「花宵道中」。
この作品と同じ賞を受賞した作品です。

そうとも知らずに読み始めたので
冒頭では、なかなかの衝撃描写にびっくりしました。

斉藤卓巳、卓巳をナンパした主婦:あんず、
卓巳に思いを寄せる同級生、卓巳の友人、卓巳の母親
が、語り手になって綴られる連作短編集です。


なんだか、どれもやりきれなさが残る作品でした。
どうしようもないこと、なんですよね。
相手ありきであったり
なかなか変えられない環境であったり・・・

そういうやりきれなさは、これだけ生きてたら
自分だって何かしら、味わったことはあるので
設定は違えど、どうにもならない無力感などに
少し、共感しながら読んでいました。


なので、好きだったお話は
「セイタカアワダチソウの空」です。
一生懸命、今の環境を変えようと
努力する姿が、読んでいて好感が持てました。

最後の「花粉・受粉」も素敵な話です。
いい収録順序です。

「R-18」にドキっとするのは最初だけで
読み進めるにつれ、そういう印象はだいぶ薄れます。
そもそも「R-18」を受賞したのは冒頭の「ミクマリ」だけなので
後半はずいぶん違った印象に。

本屋大賞、1位にかなりさしせまる点数だったのもうなずけます。
1位以外の作品を、今週はたくさん読んで
やはり実感します。今年の順位は何かおかしい・・・。
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【三日月拓も女による女のためのR-18文学賞受賞】
そして初の単行本「きのうの家族」が出たみたいです。

窪美澄さんのふがいない僕は空を見た、
吉川トリコさんの少女病、
なんかR-18受賞作家さんが目立つ一年ですね。

3人の受賞者の解説の記事が載ってまして、
http://www.birthday-energy.co.jp/
ちょっと厳しい記事ですけどね。

なんかみんな今どきの病を的確に表現されていて、
物語も面白くてのめり込んでしまいますね!
【Re: 三日月拓も女による女のためのR-18文学賞受賞】
>はつゑさん

コメントありがとうございます。
お教え頂いた、三日月拓さん、吉川トリコさんの作品は
私はまだ読んだことがないので、近々挑戦してみようと思います。

日本の文化からすれば、少々異色な文学賞ですが
R-18の表現だけにとらわれず
そこからどう物語を発展させていくのか
色々読み比べてみますね^^
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みやこの

Author:みやこの
favorite * 読書 〒

【2015年9月7日更新】
細々と更新中。

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