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白い巨塔〈第5巻〉 (新潮文庫)白い巨塔〈第5巻〉 (新潮文庫)
(2002/11)
山崎 豊子

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7年ぶりの再読は、のんびり3ヶ月かけて、ようやく読了です。

━─━─━─━─━─
開始された医事裁判の控訴審は、
原告側弁護人や里見たちの献身的努力によって、予断を許さない展開に。

そして、財前自身の体に不吉な病魔の影が…。

厳正であるべき“白い巨塔”大学病院の赤裸々な実態と、
今日ますますその重要性を増している医事裁判に題材をとり、
徹底した取材によって、人間の生命の尊厳と、
二人の男の対照的生き方とを劇的に描ききった、社会派小説の金字塔。
━─━─━─━─━─

3巻での裁判の決着に、読者から意見が殺到し
続編が書かれた今作、白い巨塔。

つまりはこの5巻で下される判決は
原告の勝利に終わります。


原告の勝利にたどり着くために書かかれているせいでしょうか。
物語前半では「正義のために」と闘っていた原告たちが
いつのまにか「勝訴」が目標になっていないかと
ちょっと違和感に思います。

墜ちに墜ちた佐々木一家の生活には、同情しますけどね・・・。

逆転勝訴の、一番の鍵となる人物。
彼の心の揺れ具合は、物語前半から描かれていて
いつ翻意してもおかしくない状況にはあったので
辻褄が合うといえば、合うんですけどね。


順風満帆に見える展開が
良心の呵責に耐えきれなかった、たった一人の翻意によって
あっというまに変わってしまう、という話の流れは
「白い巨塔」のあとに書かれた「沈まぬ太陽」でも見られますよね。

個人的に、山崎豊子さんの作品は、この2作品しか読んでいないので
書かれた時期は違えど、改めて再読した今回
なんだか似通った印象を受け、少し残念に思いました。

他の作品は、また違った流れなのかなぁ・・・?


財前の最後の展開は、覚えているものでした。
が、改めて読んでみると・・・

作中、教授選やら、裁判やらで色々な思惑を闘わせた登場人物たちが
あのシーンだけは、みんな心がひとつになっている・・・
名シーンですね。
単なる裁判の決着で終わらずに、このシーンがあることで
「白い巨塔」は名作だなぁと感じました。

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みやこの

Author:みやこの
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【2015年9月7日更新】
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