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Fantasy Seller (新潮文庫)Fantasy Seller (新潮文庫)
(2011/05/28)
新潮社ファンタジーセラー編集部

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Story Sellerは、露出も大きく、文庫化当初から目にとまったので
1冊目から書店で見かけるとすぐ買っていましたが
このFantasy Sellerは、存在を全く知りませんでした。
お友達の読書メーターの読了記録から、存在を知った一冊

━─━─━─━─━─
大好評アンソロジー『Story Seller』番外編の登場です。

江戸時代を舞台に河童や妖が活躍する畠中氏の力作、
仁木氏の大人気僕僕先生スピンオフ、
森見氏が綴る四畳半王国秘話、
そして宇月原氏が満を持してお届けする、
竹取物語に想を得た「赫夜島」など。

気鋭の新人から、
濃密な異世界を生み出してきたベテランまで
8人の豪華競演をお楽しみ下さい。

全く新しい大人のためのファンタジー小説集。
━─━─━─━─━─

以下、各話簡単に触れていきます。


○畠中恵「太郎君、東へ」

購入きっかけになったお目当て作家さんの一人。
言わずと知れた、しゃばけシリーズでおなじみの畠中さんです。
今作も、江戸時代を舞台に、
河童が活躍するお話でした。

満足度はまずまず。可もなく不可もなし。

河童の大親分、禰々子。
大親分が女子っていうのがすごく意外な設定!
たくさんの子分を従えている禰々子姉さんが
かっこよくてかっこよくて素敵でした☆
そりゃ、太郎君も嫁にほしがるよね!


○仁木英之「雷のお届けもの」

こちらも目当ての一人、仁木さん。
「僕僕先生」をある程度読み
先日は「千里伝」という、新たなシリーズにも手を伸ばしてみました。
彼が書く話は、何かしらと思ってみると

嬉しい再会!!
タイトルですぐに「!」と来る方もいると思いますが
今作は「僕僕先生」シリーズで登場した
雷のあの子と、人間から雷になったあの子の物語。

その後が気になりながらも、本編では描かれていなかったエピソードなので
僕僕先生ファンとしては、とても嬉しい一編でした。
あのシリーズのファンの方には、是非読んで欲しいお話。

雷のあの子(ごめんなさい。漢字変換がでないんです)は
本編に登場したときと、同じような雰囲気ですが
雷になったあの子は、今作ですごく成長していました。

いつかまた、本編に再登場して
先生達一行を助けてくれたり・・・しないかなぁ?


○森見登美彦「四畳半世界放浪記」

目当ての作家さん、その3。
お目当ての作家さんが、連続して収録されちゃっていました。

主人公は、お得意の「登美彦氏」。
ファンタジーというよりは、エッセイに近い雰囲気でした。
この短編で、森見さんに初めて触れるのは
正直、オススメできないです・・・

森見ワールドが炸裂しているので
何冊か読んでから読むのがオススメ。

満足度としては後一歩。
もうちょっとボリュームがほしかったです。


○堀川アサコ「暗いバス」

初めましての作家さんです。
それが、アンソロジーの醍醐味♪

次々に話がつながって、人間関係がつながっていく構成は面白かったです。
が、若干、ラストへの展開が急だった気も。
言われれば、そういう雰囲気はあったのですが
うーん、もうひとひねり欲しかった。


○遠田潤子「水鏡の虜」

初めましての作家さんです。
むしろ、最初の3人以外は、本アンソロジーが全て初めまして、です。

「お前が山椒大夫か」で始まる本作。
今、ささっと調べてみたところ、やはりこの作品は
森鴎外の「山椒大夫」が元ネタのようです。

本家本元の「山椒大夫」を読んだことがなかったのですが
ストーリーは理解できました。
が、鴎外の「山椒大夫」を読んでいたら
きっと色々感じ方が違うのだろうな、と思います。

何も知らずに読むと
かなり拷問のシーンが続くので、ちょっと辛いです。

どこからどこまでが、この著者による想像なのかな・・・
本家の「山椒大夫」に、挑戦してみたくなりました。


○紫野貴李「哭く戦艦」

これは私にはダメでした。
著者の代表作のシリーズの一角として書かれたような作品で
いうなれば、仁木さんと同じようなものなのでしょうけど
本家のシリーズを知らないので
前提となる設定も、イマイチ理解が出来ないまま話が進んでしまい
「???」なままに終わってしまいました。

ごめんなさい、好きになれなかったお話の感想は書けません。


○石野晶「スミス氏の箱庭」

この話が、全8編の中で一番好きでした!

高校の入学式の日、主人公の由枝は
オリエンテーション中の教室で
謎の息を吹きかけられる―――

振り返ってみると、そこにいたのは
不思議な毛むくじゃらの生物!

彼はスミス氏。
三十年以上前から学校に棲みついている
いわば、座敷童のような謎の生き物。
教師、生徒、全ての顔を覚えていて
基本的に彼の縄張りを荒らすようなことさえしなければ
人畜無害。

由枝はひょんなことから、
スミス氏お世話係になってしまい
授業時間以外はほぞ、彼の相手をするようになって・・・というお話。

ファンタジーを冠する本にふさわしい一編でした!
スミス氏の姿は、なんとなくその行動からも
デブ猫を想像して読んでました★

後半は切ない方向へ・・・
じーんと余韻の残るお話。
おすすめです。


○宇月原晴明「赫夜姫」

読書メーターで皆さんの感想を拝見していると
そこそこ評価がよかったようですが
私としては、イマイチ。

「スミス氏の箱庭」の余韻が残る中
「哭く戦艦」と同じ、歴史モノのにおいがしたので
受け入れがたいモードにはいってしまったのか・・・


よく分からない、という印象のままに終わってしまいました。
ちょっと流し読みしすぎたかもしれない、と
他人の評価を読んで反省もした一編でした。

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みやこの

Author:みやこの
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【2015年9月7日更新】
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