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製鉄天使製鉄天使
(2009/10/29)
桜庭 一樹

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久しぶりに桜庭さんを読みました。
GOSICK以来です。GOSICK以外の作品ではかなりのご無沙汰。

━─━─━─━─━─
レディース〈製鉄天使〉を結成し、
中国地方にその名を轟かせた伝説の女、
赤緑豆小豆の唖然呆然の一代記。

里程標的傑作『赤朽葉家の伝説』のスピンアウト長編、全貌を現す!


辺境の地、東海道を西へ西へ、
山を分け入った先の寂しい土地、鳥取県赤珠村。

その地に根を下ろす製鉄会社の長女として生まれた赤緑豆小豆は、
鉄を支配し自在に操るという不思議な能力を持っていた。
荒ぶる魂に突き動かされるように、彼女はやがて
レディース“製鉄天使”の初代総長として、中国地方全土の制圧に乗り出す―

あたしら暴走女愚連隊は、走ることでしか命の花、燃やせねぇ!
中国地方にその名を轟かせた伝説の少女の、唖然呆然の一代記。

里程標的傑作『赤朽葉家の伝説』から三年、
遂に全貌を現した仰天の快作。一九八×年、灼熱の魂が駆け抜ける。
━─━─━─━─━─

読んでいる間
「製鉄」「鳥取」という単語に既視感を覚えながら
そして、作中の設定に「どうしてこんなマンガチックなんだろう」と
疑問を覚えながら、読了。

読書メーターに登録し、読了した皆さんのコメントをみて気づきました。
この作品は「赤朽葉家の伝説」のスピンオフなんだそうで。

「赤朽葉家~」は本屋大賞入賞作品を読みあさる中で既読でしたが
それも結構前の話。
いやぁ・・・恥ずかしながら、全く気づけずでした。


赤朽葉毛毬さんが書いた漫画、という設定のお話で
自身もレディースだった、毛毬さんの半自伝的な作品です。


中学校入学と同時に、レディースの世界に入っていく小豆。
なぜか鉄に好かれ、意のままに鉄を操ることが出来る彼女は
鉄製の武器を持たせると非常に強く、ゆえにどんどん頭角を現していきます。

まずは地元の既存のチームを潰し
自身のチーム「製鉄天使」を結成、勢力拡大。
鳥取だけに収まらずに、島根、広島、と
中国地方を統一すべく走り続ける小豆とその仲間達の物語です。


なかなかこういう世界を扱う小説はないので
面白い設定だなぁと思いながら読んでいました。

硬派な不良少女たちを描きながらも
「ぱらりらぱらりら」などのひらがなでの表記が多かったところが
どこかなんだか可愛くて、あまり憎めないというか、怖くないというか・・・

桜庭さんが書く、これもひとつの少女の世界なのかな、
この方は、本当に色々な少女たちを描くなぁという思いで読んでいました。

物語は、「製鉄天使」をよく知る人が
偶然会った人に、彼女たちの生き様を語る、という構成で進みます。
章が変わるタイミングで、このシーンが挿入され
「製鉄天使は消えちまった」と第二章の終わりで述べられるので
一体、彼女たちはどうなったの??と最後まで読んでみたら

うーん、若干残念なオチでした。

赤朽葉毛毬が書いた、という設定を、読了後に知ったら
まぁ、こういう終わり方もありなのかな?と思えましたが
それを知らず、赤朽葉を読む前に、この本を読んで
これが桜庭さん、と思われるのは、ちょっと残念ですねぇ・・・

なので「赤朽葉家の伝説」を読んでから
読まれることをオススメしたい一冊でした。
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【No title】
この作者さんらしい、思春期の女の子が題材の小説で、私はとても面白かったです。
こちらにもトラックバックさせていただきました。
【Re: No title】
>藍色さん

なんで鉄を自由自在に操れるの??という、謎の設定や
(良い意味で)しょうもないオチに
桜庭さん、どうしたの?と、疑問に思いましたが
読了後、スピンオフと知ってようやく納得でした。

今年読んだ桜庭作品は、なんといっても「GOSICK」なので
それには叶わないかな、という一冊でした
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辺境の地、東海道を西へ西へ、山を分け入った先の寂しい土地、鳥取県赤珠村。 その地に根を下ろす製鉄会社の長女として生まれた赤緑豆小豆は、 鉄を支配し自在に操るという不思議な能力を持っていた。 荒ぶ... ...

みやこの

Author:みやこの
favorite * 読書 〒

【2015年9月7日更新】
細々と更新中。

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