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追想五断章追想五断章
(2009/08/26)
米澤 穂信

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米澤さんです。
気になる作家さんながらも、あまり作品を読んでいないので
この冬は、ちょっと作品を読み込んでみようとしていたりします。

━─━─━─━─━─
古書店アルバイトの大学生・菅生芳光は、
報酬に惹かれてある依頼を請け負う。

依頼人・北里可南子は、亡くなった父が生前に書いた、
結末の伏せられた五つの小説を探していた。

調査を続けるうち芳光は、
未解決のままに終わった事件“アントワープの銃声”の存在を知る。
二十二年前のその夜何があったのか?
幾重にも隠された真相は?

米澤穂信が初めて「青春去りし後の人間」を描く最新長編。
━─━─━─━─━─

読者の想像に結末を任せる物語、
最後の一文が書かれないストーリーを、リドル・ストーリーと呼ぶそうです。

主人公の菅生が、ひょんなことから受けた依頼は
亡き父が残したリドルストーリーを探して欲しい、というもの。
依頼人、可南子の手元には
発表時には伏せられた「物語の最後の一文」が5つ残っているので
どうやら、探す小説は5編ある模様。

わずかな手がかりから順調に、小説を探していく菅生だけれど
依頼人の父に、ある事件が起きていたことに気づき・・・・・・



古書店に勤めている&小説を探す!

なんか素敵設定!!と、ときめきながら読みました。
が、物語が進むにつれて明らかになってくる
依頼人の父親の身に起きた事件”アントワープの銃声”。

この事件が、徐々に暗い影を落とします。

とにもかくにも、その設定に夢中になれました。
作中にも、菅生が見つけてきた小説が書かれているので
依頼人の父親の書いた小説を読め、
リドルストーリーを楽しむことが出来ます。

その上で、依頼人が持っているという最後の一文も読めるのですが・・・。


リドルストーリーのままで楽しむのも一興だったかと思いますが
あえて、読者には最後の一文も示される理由。
・・・なるほど、そういう仕掛け!!

”アントワープの銃声”が最初に出てきたときに
この事件が、なんらかの関係があることは、察しがつきます
が、こういう仕掛けだというのにはびっくり!
面白かったです。


読後感は、米澤さんなので
なんとなく後味の悪いものが残る・・・というものでしたが
個人的には、依頼よりも
主人公の生い立ちというか故郷の描写
あのあたりに、誰もが避けられない暗いものを感じました。

自分はまだ、恥ずかしながら実家に住んでいて
自立しているとは言えない人間ですが
家を出たら出たで・・・なんだかやはり切ないですよね。。。
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みやこの

Author:みやこの
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【2015年9月7日更新】
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