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犬はどこだ (ミステリ・フロンティア)犬はどこだ (ミステリ・フロンティア)
(2005/07/21)
米澤 穂信

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またまた米澤さんです。
現在「古典部シリーズ」というのも予約しているので
しばらく米澤さん作品の感想は続きそうです♪

━─━─━─━─━─
何か自営業を始めようと決めたとき、
最初に思い浮かべたのはお好み焼き屋だった。
しかしお好み焼き屋は支障があって叶わなかった。
そこで調査事務所を開いた。

この事務所“紺屋S&R”が想定している業務内容は、ただ一種類。
犬だ。犬捜しをするのだ。

それなのに、開業した途端舞い込んだ依頼は、
失踪人捜しと古文書の解読。
しかも調査の過程で、このふたつはなぜか微妙にクロスして―

いったいこの事件の全体像は?
犬捜し専門(希望)、二十五歳の私立探偵・紺屋、最初の事件。
『さよなら妖精』で賞賛を浴びた著者が
新境地に挑んだ青春私立探偵小説。
━─━─━─━─━─

既読の米澤さん作品では、一番分かりやすくて好きかも知れません!

犬捜し専門の調査事務所を開いたはずなのに
舞い込んでくるのは、それとは全く別モノばかり!
さらには、高校時代の後輩までもが
「探偵志望なので、助手にして下さい!」とやってくる始末。

とにもかくにも、
最初の依頼、人捜しを紺屋自身が
2番目の依頼である、古文書の解読を
助手志望の半田に任せ
それぞれ、事件を追うことにした、紺屋S&R。

予想していたよりも、なかなかうまく調査は進んでいくものの
実はこの2つの依頼には、ある関わりがあって・・・!?


半田が登場し、助手として動き出したからは
紺屋、半田のそれぞれの視点で語られていきます。
読者にとっては、早い段階で
半田が調査している古文書解読の調査に
紺屋が探している人(以下、ターゲット)の名前が出てくるので
この2つの調査が、どう絡み合ってくるのか?
と、とても楽しみに読めました。

紺屋が探すターゲットの姿は
そこそこ目撃証言が出てくるものの
手が届きそうで届かない・・・!!

そんな彼に重大なヒントをくれたのは
信頼しているチャットの友人。
ターゲットがなぜ、姿を消すことになったかの原因を
見事に突き止めてくれます。


この、チャット友人を、どこまで信用していいのか?
と、紺屋同様、私もかなり疑いながら読んでいました。
もちろん、自分だってチャットをする人間ですし
チャットする人が、全員危ない人間だとは思いませんが
やはり、その相手の素性が分からないと
うかつに、情報って渡せないですしねぇ・・・。

とにもかくにも、このチャットの友人GENが探してきた情報で
調査は大きく進展。
ちゃらそうに見えた半田が、意外にもマジメに捜査した中で
でくわした出来事が、紺屋の事件にも大きく関わってきて・・・



終盤は、本当に面白かったです!
最後には、「あああ・・・・・・」となってしまい
後味の悪さが残るのは、もはや米澤作品のお約束ともいえましょうが
私は、今作に関しては、あまり
他の作品よりも、そこまで後味が悪いとは思いませんでした。

あまり触れると、ネタバレになってしまいますが・・・

ターゲットが姿を消してまでやり遂げたかったこと
後味の悪いモノではありましたが
それを決意させてしまった一因について、
事件の輪郭が浮かび上がったときは、ぼかして書いてあったものの
終盤、紺屋の一人称ではっきりとターゲットの身に起こったことが
書かれていましたからね・・・。

ターゲットと同じ、女である自分には
全く理解できない、というものではなかったです。


ただ、ラストは余韻が少ないな、とは思いました。
終盤、力を貸してくれた紺屋の妹と絡むなりなんなり
もうちょっと、余韻が欲しかったかも・・・です。


なんにせよ、本当に面白い一冊でした♪
本の内容紹介にも「最初の事件」と書いてあったことですし
これは切に続編希望!!
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みやこの

Author:みやこの
favorite * 読書 〒

【2015年9月7日更新】
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