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白蝶花 (新潮文庫)白蝶花 (新潮文庫)
(2010/09/29)
宮木 あや子

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宮木あや子さんは「花宵道中」で惚れた作家さんで
他「セレモニー黒真珠」など、
まだとても有名なわけではないですが
非常に面白い作品を次々に発表されている作家さんで
個人的には、今後もずっと追いかけていきたいと思っています。

そんな宮木さんの未読作品が文庫化されていたので
即購入して参りました!


━─━─━─━─━─
傾いた家のために財閥の妾となった泉美、
貧しさ故に芸妓として売られた姉妹の菊代と雛代、
奉公先で書生の子どもを身篭る千恵子、
豪奢な屋敷で愛に飢える県知事令嬢の和江。

人生を選びとることも叶わず、
女は明日死ぬかも判らぬ男を想うしかなかった時代――
戦前から戦後の不自由さを吸い上げ、
荒野の日本で美しく野性的に
生を全うした彼女たちが咲かす、ドラマティックな恋の花。
━─━─━─━─━─

大正末期から主に戦時中までの時代が舞台。
4編収録。
一見、各話の主人公達に関係はなさそうなのですが
読み進めると、一番ページを咲いた「乙女椿」の主人公・千恵子を中心に
つながってくるという仕掛けになっていました。


呼んでいる中で感じるのは
ただただ「女性は強い・・・!」ということ。

三浦しをんさんによる。素敵な解説が、巻末に載っているので
そちらとはできるだけかぶらないように
自分なりの感想を伝えたいのですが・・・


今よりも、もっともっと女性が生きにくかった時代に
彼女たちは、自分の一番大切なものを
間違えることなく、純粋に行動する様が
見ていて本当にかっこよく
その強い姿に、感動してしまいました。

彼女たちのとる行動が
いつだって正しいとは思わないんですよ、私だって。
おいおい・・・大丈夫かい?と思ってしまうことだって
それこそ一度や二度じゃなかったんですけど

でも、その行動の裏にある強い思いに
どちらかといえば、世間体なんかを気にしがちで
周りを気にして行動してしまう、典型的日本人な私は
憧れてしまうものもあって・・・

女性に、とにもかくにもおすすめしたいです。
当時の時代の描写もすごく丁寧なので
新たな気づきというのも得られるかと思います。
少なくとも私は、戦時中
千恵子がお仕えしていた家庭の存在を
考えてみたことがなかったです。
日本は常に貧しいイメージでした。


どなたかが、読書メーターにて
読了時のコメントに
「表題作がない短編集だが、読み返した後に、
 冒頭の白蝶花の意味を確認するととても納得できる」
と、されておりました。

そのコメントに、激しく同意。
読み始める前、読み終えた後に是非ご確認ください。
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みやこの

Author:みやこの
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【2015年9月7日更新】
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