2017 / 04
≪ 2017 / 03 - - - - - - 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 - - - - - - 2017 / 05 ≫

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


聯愁殺 (ミステリー・リーグ)聯愁殺 (ミステリー・リーグ)
(2002/03)
西澤 保彦

商品詳細を見る


書店にて、この作品の文庫版に
なかなか面白そうなPOPが就いているのを発見し
手に取ってみました。

ミステリーランドで初めて読んだ後
一度だけ別作品を読んだので、都合3度目の西澤作品です。

━─━─━─━─━─
見ず知らずの若い男に殺されそうになりながらも、
なんとか助かった梢絵。
だが、なぜ自分がこんな目にあったのかがまったくわからない。

警察の調べでは、男の手帳に残されたメモから、
彼が連続無差別殺人事件の犯人であることが濃厚であるという。
最後のターゲットの梢絵だけが助かったのだとも。

ところが男は事件後に失踪し、以来、行方が知れない。
事件から四年後、梢絵は、男が自分を襲った理由をはっきりさせるため、
「恋謎会」に調査を依頼した。
各メンバーはそれぞれが持ち寄った“証拠”をもとに
さまざまに推理を繰り広げるのだが…。

ロジックに淫した西沢ミステリの真骨頂。
━─━─━─━─━─

最初に採点してしまうと、★★☆☆☆ な感じです。
ラストの種明かしが始まるまでは、★3つ、もしくは★4つぐらいでした。


★5つにならなかった理由。

登場人物たちの名前がひどすぎる。
ライトノベルでもそうそうお目にかかれない難読名字・・・

作中に登場する被害者の一人に
カマツカ、という名字の人がいるのですが
その表記が「寸八寸」。
ATOK先生に変換候補を尋ねたところ
「一尺八寸」とかいて「カマツカ」はあるみたいですが
「寸八寸」って・・・本当にあるの?

こんな名字だらけの登場人物たちで
しかも、作中の表記には、最初以外にいっさいルビなし。

読みにくいし、こんな名字にした意図も分からないし
残念な表現にしか感じられませんでした。


中盤まで楽しめた理由。

連続殺人事件が発生。その、4人目の被害者の女性だけが生存。
犯人は、4人目の被害者に顔を見られており
かつ、犯行現場に身元を特定できる重大な証拠まで残してしまう。
全国に手配されるにもかかわらず、4年間犯人は捕まらない。
被害者が襲われた動機は何だったのか?
犯人は今も生きているのか?

という事象を、
ミステリ作家や警察OBや、犯罪心理学の研究者たちが
持論を戦わせながら、真実を探そうとする・・・


なかなか面白い構成。
個人的にはしばらく読んでいなかった本格ミステリの雰囲気も十分。

若干、彼らの論議が稚拙すぎるのが難点ではありましたが
物語のほとんどを占めるパート
ここは楽しんで読めました。


しかし終盤。
高く評価できなくなってしまったのは・・・

▼続きを読む▼

【読みました】
ブログ、見やすいですね。

この本については私も同感です。
寸八寸はひどいです。架谷(はさたに)、凡河(おつかわ)もないだろうと思いました(笑)。

何度ページを戻ったことか。それだけで感情移入が削がれました。

動機は分かりにくいほうが読者を騙しやすいとはいえ、これでは納得!とはならないだろうなーと思います。

今、叙述トリック本の有名どころを総ざらいしています。読まれている本と被ったらまたお邪魔させていただきます。
【Re: 読みました】
monsomさん

コメントありがとうございます!
お褒めの言葉をいただけて嬉しいです。

叙述トリックだと、この1年で私が読んだ本では
殊能将之さんの「ハサミ男」や
我孫子武丸さんの「殺戮にいたる病」はおすすめです。
どちらも感想、書いていないんですけれどね^^;

そういえば、この本以来、西澤さんの作品は読んでいません。。。
良い印象を持てないと、次の作品には手が伸びないみたいです。
この記事へコメントする















みやこの

Author:みやこの
favorite * 読書 〒

【2015年9月7日更新】
細々と更新中。

何かございましたら
下記メールフォームよりご連絡ください。



上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。