2017 / 10
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4月も終盤。今年の約3分の1が終了。
単純計算で、今年のベスト3にはいるであろう作品に出会いました。

2013年の残り8ヶ月、これ以上の作品に出会うことができたなら
なんて幸せな読書生活だろう
そう思えるぐらいの作品。
今まで読まなかったのが恥ずかしいくらいに。

━─━─━─━─━─
辺境と蔑まれ、それゆえに朝廷の興味から遠ざけられ、平和に暮らしていた陸奥の民。
8世紀、黄金を求めて支配せんとする朝廷の大軍に、
蝦夷の若きリーダー・阿弖流為は遊撃戦を開始した。
北の将たちの熱い思いと民の希望を担って。

古代東北の英雄の生涯を空前のスケールで描く、
吉川英治文学賞受賞の傑作。(講談社文庫)
━─━─━─━─━─

きっかけは、高田崇史さんの「カンナ 奥州の覇者」。
今、読み進めているシリーズです。
この作品でもアテルイのことを取り上げています。

アテルイについては、日本史の授業で習った
最初の征夷大将軍である、坂上田村麻呂に討伐された人物
それぐらいの知識しか持ち合わせていませんでした。

予備知識のないままカンナを読み終え
もう少しアテルイについてきちんと知りたいと思った矢先
いろいろなレビューで、この作品が紹介されていたこと
折しも、NHKがこの作品を原作としたドラマを放送していたこと
(家族が見ているのを横目でみたぐらいで、結局私自身は見られませんでした★)

と、導かれて
久々に、セール作品以外をkindle買いしたのですが

この選択肢は正解でした。
これはずっと手元に置いておきたい作品です。


朝廷から虐げられていた蝦夷。
その仕打ちに耐え忍び、とうとう反旗を翻した伊治呰麻呂。
彼の策がうまくいくように後方支援したのが、18歳のアテルイ。

呰麻呂の乱から、蝦夷たちは一致団結し
攻めてくる朝廷と戦い続けること、約20年。
アテルイがとうとう田村麻呂の前に降伏するまでの物語です。


文献として残っているのは
田村麻呂が就任する前の、朝廷が大敗した巣伏の戦いだけらしく
下巻で大きなウエイトを占める、田村麻呂との戦は
どうやら作者による創作のようですが、、、いやはや
そんなことを感じさせない、迫力にあふれる描写です。


アテルイたちが、何を考えてどう戦い、なぜ降伏したのか?
長い物語の終盤、なぜアテルイたちが降伏の道を選んだかを知るとき
その立派さに胸が熱くなります。泣けました。
世界中のリーダーたちの中で、こうした考えの人って
どれぐらいいるんでしょうね?

本作では敵であるはずの坂上田村麻呂も
非常に魅力的な人物として描かれているので
読んでいて嫌な気分になることがなかったのも、好印象の一つ。

結構なボリュームですが、一気に読めました。
特に下巻は早かった。。。


本当にオススメの作品です。
これを読むことができて本当に良かったです。


とりあえず、カンナシリーズに戻りますが
一段落したら、この作者さんの他の歴史小説にも絶対に挑戦したいです!
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みやこの

Author:みやこの
favorite * 読書 〒

【2015年9月7日更新】
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