2017 / 10
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十二国記の感想を、当ブログで書くのは初めてなのですね。。。
いかにブログをさぼっていたか、、、反省。


昨秋から完全版の刊行がスタートしている、十二国記。
名前は聞いたことがあったものの、読んでなかったシリーズ。
この完全版で、ほぼ初めてふれています。

ほぼ初めて、、、というのも
シリーズ0巻「魔性の子」を、
昔、夏キャンペーンをきっかけに読んだことがあったのですが
そのときは「????」という印象に終わってしまっていまして・・・

「月の影 影の海」を読んだ後に「魔性の子」を読むと
なるほど、よく分かりました!
「風の海 迷宮の岸」「東の海神 西の滄海」と
シリーズを読むごとに、これが最初、
ホワイトハートのレーベルで出たことが信じられない思いとなり・・・

今作「風の万里 黎明の空」では
「月の影 影の海」で活躍した陽子が再登場。
王として苦悩する彼女の運命に
陽子と同じ、海客としてやってきた少女
他国の公主でありながら、その地位を追われた少女、が絡んできます。

━─━─━─━─━─
人は、自分の悲しみのために涙する。

陽子は、慶国の玉座に就きながらも役割を果たせず、
女王ゆえ信頼を得られぬ己に苦悩していた。

祥瓊は、芳国国王である父が纂奪者に殺され、
平穏な暮らしを失くし哭いていた。

そして鈴は、蓬莱から辿り着いた才国で、
苦行を強いられ泣いていた。

それぞれの苦難を負う少女たちは、
葛藤と嫉妬と羨望を抱きながらも幸福を信じて歩き出すのだが―。
━─━─━─━─━─

今作も骨太です。
なんでほんと、今までこのシリーズを読んでこなかったと
自分を嘆かわしく思います・・・


王になったものの、この世界のことがよく分からず
今まで政に携わってきた官たちの言いなりの陽子。
このままじゃいけない、と彼女は王宮を飛び出します。

祥瓊(しょうけい)は、芳の王の娘。
民に圧政を敷いた王は、臣下により弑され
祥瓊は、町中でひっそりと暮らすことに。

それまでの王族としての豊かな暮らしを全て奪われ、嘆く祥瓊。
そんな時に、他国の王に、自分と同じ年の少女が就いたと聞き
自分がなくしてしまったものを、あっさりと手に入れたその王をねたみ
会いに行こうと決意。

鈴は、陽子同様、この世界から十二国の世界にやってきた海客。
言葉も通じず、苦労を重ね、その苦労すらも誰にも分かってもらえず・・・
そんな折、新しい他国の王が、自分と同じ海客であることを知ります。
「私なら、海客ならでの苦労を、王と分かち合えるはず・・・!」


この3人が本格的に出会うのは下巻でしたが
上巻では、祥瓊および鈴の描写がなんとも印象的。

彼女たちが自分の事を嘆く様子。
分からなくはないんです。
誰だって自分が可愛くて、かわいそうなんだから。
祥瓊のように、自分の持ってないものを持っている人をうらやむ気持ちも
鈴のように、同情して欲しいという気持ちも、わからなくはないんです。

だからこそ、彼女たちをいさめる他の人たちの言葉が
しっかりとつきささり、改めて自分の背筋をただす思いになります。

さすがに、鈴のような気持ちになることは、
この年齢になってくるとそうそうありませんが
油断すると祥瓊のような気持ちは、いつだって生じますからね・・・。
祥瓊を諭してくれたのが、彼で良かったです。


下巻では3人がとうとう出会い
慶にて、民に圧政を強いる官吏と戦います。
(陽子は、身分を隠して街におりてます)

紆余曲折を経ての、この戦いのラストシーンは
もうめちゃめちゃかっこいいです!!
しびれます!このシーンにイラストがついててよかった!!

そして、陽子がくだす初勅。
これは王が最初に出すものとして、非常に重要なもの。
本作のラストシーンです。これまたかっこいい!!!


終盤は、陽子のかっこよさが際立ちますが
なんといっても三者三様の悩み、そこから成長していく姿に
非常に読み応えを感じました。

異世界が舞台のファンタジーといえど
そこで暮らしている人たちは、我々となんら変わりなくて
ゆえにとても共感して読める十二国記。


発売後、なかなか読むタイミングをつかめないままでいたところ
6月末に、新作が発売されるとのことで
それなら一気に読んでしまおう!と、ようやくの読了でした。

「丕緒の鳥」すでに購入済みです♪
世界観が鮮やかなまま、こちらも近々読もうと思っています。


・・・しかし十二国記の感想文は、変換泣かせだわ(ノД`)
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みやこの

Author:みやこの
favorite * 読書 〒

【2015年9月7日更新】
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