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鬼
(2008/02/26)
今邑 彩

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今邑彩さんの短編集です。
まだあまり、数は読んでいないのですが
その独特の世界観が大好きな作家さんです。

━─━─━─━─━─
言葉にできない不安感。おさまりのつかない気持ち悪さ。
誰をも奇妙な世界に誘い込む、今邑彩のベスト短編集。

幼い頃、かくれんぼの最中にいなくなり、
無残な姿で見つかったみっちゃん。
「みっちゃんに会った」と言い残して死んだ友人達。
どうやら彼女は今も鬼を続けているようで…。

戦慄のホラー8編。
━─━─━─━─━─

今邑さんの書くホラーがすごく好きです。

「リング」のような
得体の知れないものが迫ってくるという恐怖や
ミステリーでよくある、密室状況の中での連続殺人など
自分自身に迫る、命の危機のような恐怖も
読んでいて楽しいんですけれど
私は、そういう非日常的な恐怖よりも
この作品で描かれているようなことのほうが
ずっとあり得そうなので、それが余計に怖く感じます。


もしも、夫が浮気していて、
その浮気相手をうっかり殺してしまっていたら・・・?

という話などを書く短編集です。
結果をハッキリ示唆する作品はそうありません。
登場人物たちが、それぞれ
「まさか・・・ね・・・?」と思いを巡らせています。
生きている人間の行動が、結局は一番怖いのだと
思い知らされます・・・。


個人的に面白かったのが「悪夢」。
どうお話がひっくり返るのか、楽しみにしていました。

臨床心理士が、悪夢に悩まされている妊娠中の女性の話を聞き
悪夢の原因を見いだす、というお話です。

最後に、それまで臨床心理士の目線で語られていた物語が
クライアントの女性によってオチが語られることに
少々こじつけ感を感じましたが
まさか、そうくるとは!と一番ビックリしたお話で
読んでいて楽しかったです。

これが、語り手を最後に変えることなく
読者に気づかせられたら、もう言うことなしだったかな、と思いました。

まだ、文庫化はされていないようですが
オススメの短編集です♪
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みやこの

Author:みやこの
favorite * 読書 〒

【2015年9月7日更新】
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